そのジープに乗っていた　進駐軍のおじちゃん２人は、以前　大阪に居た時
母と二人で、怖い思いをした低空飛行に依る機銃掃射機に乗っていた　小父ちゃん
と似ていると思った・・・！色が白くて、鼻が高くカッコ良かった・・・！

進駐軍の小父ちゃんは、車から降りてきて、皆に、ガムやドロップや
チョコレートをくれた・・・！皆は、　直ぐに口に放り込んだが、私は、
母から常ずね、人様に何かを戴いたら、必ず、お母ちゃんに見せる様に・・
と言われていた。まして、ガムやドロップやチョコレートは、今までに
見た事もなかった食べ物だった！ 「小父ちゃん　有難う！」そう言って

私は、貰ったお菓子を持って大急ぎで、家に帰った！
「お母ちゃん！　進駐軍の小父ちゃんが、呉れはってん・・！
食べていい？」私は、この初めて見るお菓子を、早く食べたかった・・。
「ええ？どこの小父ちゃんに貰ったの・・？」「進駐軍の小父ちゃん・・に！」
「チャントお礼言ったの？」「チャントゆうた！」