母は19歳の頃 知り合った 男性に恋をしていたのである!!
相手の方は 同じ岡山県出身で 母が知り合った時は 東京在住の 帝国大学生。
(現在の東京大学)非常に頭が良く 現役でスンナリと 帝大に合格してしまったと言う
驕ったところが無く 優しい人だった様だ! 相思相愛で 東京~岡山間で文通が始まったが
相手の方は 下宿先で 自由に母からの手紙を読む事が出来たが 母の方は
そう簡単にはゆかなかった 義母が母宛の郵便物は、
全て目を通し 不必要と思われた郵便物は 母には渡されなかったからである!
初期の手紙の内容は 東京や大学での出来事が 主な内容だったので 母に渡して貰えたが
時が経つに連れ 母に対する思いが含まれる様に為って来た その為義母は
母には手紙を渡さなくなって仕舞った!!
1カ月経っても 手紙が来ないので 病気では無いかと心配した母は
その旨の手紙を出した丁度郵便物の届く時間に 外に居て 郵便物を母が直接受け取り
彼は 1週間に1度は手紙を出して居た事が解かった! 母からの返事が来ないので
彼のほうも 病気では無いかと心配をしていたと言う・・・
この様な事が積み重なり 彼に会いたいと思う心は 日々につのって行き その後 お正月に
彼が帰省した時に会えたのだが 監視付きで 思う様な話も出来ず 彼は又、
東京の人と為ってしまった!(現代なら 新幹線や飛行機で 一っ飛び 会いに行けるが
その当時は岡山~東京間は非常に遠かった!)
それより 何より 母は籠の鳥で 外に出して貰えなかった!
そんな訳で 胸が苦しく 微熱が続いていたのである・・・