母は 葉書を書き終えて「じゃあ 葉書をポストに入れて ご近所の方達にご挨拶をして
お掃除用具や日用品を買ってお昼御飯を食べて それから お掃除する事にしよか・・・?」
[うん!」 「はい!」
私達は 山を下り バス通りへ出て ポストを探して 葉書をポストに入れてから
山の麓にある 養老院へ行って見た・・・
14年も前になるが 母の結核が誤診と解かった後 母は養老院で
日舞を舞ったり お花を活けたり 教えて差し上げたりしていた・・・
高齢者の方達にトテモ喜んで頂き そのお礼にと 養老院のお風呂は
何時でも自由に入って 良いですよと言って頂き 別荘には お風呂が無いので
お風呂を使わせて戴いた事があった・・
14年も経って要るので 果たして知っている職員の人が居らっしゃるかどうか・・・
養老院の建物も少し変わっていた・・・ 正面入り口からでは無く 職員通用口から入り
知っている人はいないかと 職務室を見渡した・・・ 名前は忘れていたが
見覚えのある顔があった!! 「お早う御座いまーす!」と母は声を掛けた「はーい!
お早う御座いまーす」 と元気な声と共に 小走りに私達の近く迄来て
「んまー 美祢さんでねーの!どねん したんなら・・・!」