お茶を沸かす為に 先ず庭に下りて薪を拾って コンロに 戴いた蒸かし芋を包んであった
古新聞を少し丸めて入れ その上に細い枯れ木を載せて 古新聞にマッチで火を付けた・・・
火は直ぐに付き 小枝にも燃え移った その又上に やや太めの枯れ木を載せ 火が付く
のを待って湧き水の入ったやかんを載せた・・!
「お湯が沸く前に お芋さん戴く?」「うん! 早よ食べたい・・!」「じゃあー はい!
こぼさない様にネ!」「戴きまーす」 今ある薩摩芋の4分の一位の太さで 細い
2口、3口食べて 姉が自分の掌に吐き出した!
「何をするの・・・? お行儀の悪い・・!」「そんな事言うても美味し無いもん・・!」
姉の言う通り不味かった ベタベタで 筋ばかりが口の中に残り 味もあまり甘く無く
尻尾の方は 少し苦かった!
姉は戦前体が弱かったので 母が何とか姉に健康に為って貰いたいと 食事にはかなり気を使い
栄養価の高い 口当たりの良い物を食べさせていた。しかも胃腸も弱いので お野菜等は
すり鉢ですったり潰したりして 其れでも残った筋は取り除いて 与えていた・・・
姉は その頃の食事の味も 感触も覚えている・・・ 私は戦前の味を知らない・・・
何を食べても 大差無かった・・・
「しっかり食べないと 此の後大掃除をするのに力が出ないでしょ!」「う~ん」
姉は嫌そうにしぶしぶ食べている・・・ [お姉ちゃん 嫌やったら うちが食べて挙げよか・?」
(此れだから私は太るのね・・・!今はスリムです。) お茶も飲んで何とか食事を済ませた・・・
お母ちゃん死ぬんやったら うちも死ぬ!!
2009,12/26(Sat)
ー荒野鷹虎さんコメント有難うございますー
こちらこそ社会の事 政治の事等解かりやすく 書いてくださっていますので
良い勉強をさせて戴いております! 今後共宜しくお願い致しますm(_ _)m
こちらこそ社会の事 政治の事等解かりやすく 書いてくださっていますので
良い勉強をさせて戴いております! 今後共宜しくお願い致しますm(_ _)m
今年は短い期間の付き合いでしたが、感動いたしました、来年も読んで力をもらいたいと思っています。どうぞ宜しくお願いいたします。