１９４４年６月頃　（私達が今市宅で農業を手伝い　田植えをしていた頃）
　マリアナ沖海戦で日本海軍は　米艦船に命中させた爆弾は　たったの２発で　しかも内１発は
　　体当たりによるものであった・・・！　これが後の特攻隊への発想へと発展して行った・・・！

此の頃になると　航空隊の優秀なパイロットは　大変お気の毒であるが　殆どの人が戦死をされた！
　この結果　日本政府は　事も有ろうか未だ年端もいかない学徒（１７～２０才代前半）の若者を
　　徴集し　発着訓練のみのパイロットへの特訓を試み、その特訓中に失敗をして命を落す若者も
　　　多く　どうせ死ぬんだから機体ごと体当たりさせるというとんでもない　人間を機械視
　　　　したとしか思えない行動に出た・・・！！

その後の訓練は　「飛行機を操って、体当たりする」訓練のみに留まり　４０００人近い若者を
　死地に追いやる事になった！！

基地の無電室では　レシーバーを付けた当直や補助員が受話器を前に特攻機からの
「我　突入す！」の無電を待っていた。しかし　断末魔の叫びは　万歳！では無く「お母さ～ん！！」
　と言う絶叫　だったと言う・・・！　人間を機械の１部品としか見ていない特攻隊・・・！

米軍への唯一残された手段は　機体もろとも体当たりする神風特攻隊のみとなった！！
　特攻攻撃は　終戦の日、九州の鹿屋基地から最後の特攻隊が出撃するまで続けられた・・・！！

日本の特攻隊は　イラク戦争に於ける「聖戦」の名のもと体当たり攻撃をした戦略に似ている！
　其の位　当時の日本国の精神は野蛮で愚だったのである！！