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お母ちゃん死ぬんやったら うちも死ぬ!!
私の誕生日の翌日 父からハガキが届いた・・・! 慰問袋を送って1ヶ月以上が経っていた 
矢張り 検閲が入り三分の一は 墨で塗り潰されていた! が 母が送った慰問袋が届き戦友達と 
  一緒に 飯ごう炊爨で炊いて食った飯は腹の底に迄響いて美味かった!
と言うような内容が 
読み取れた!!

「お母ちゃん!何でお父ちゃんから来るお手紙は 黒く塗ってあるの・・・?」と 姉・・・ 
「それはね!日本人に知られると困る事が書かれてあるからなのよ・・・」 「ふーん!
此の上の墨だけ 消しゴムで消えたら良いのにね・・・! そしたら 最初にお父ちゃんが書き
はった字が解かるのに・・・」

「ほんまに そんな消しゴムがあったらいいね・・・! ひょっとしたら こちらから出している手紙も 
検閲に引っかかる言葉は お父ちゃんの手元に 届いた時には 墨で消されてるかもしれへんね!」
「本当に・・・?」

母は 又 父に慰問袋を縫って お米を送りたかったのだが もう此の頃は 農家にも自宅用の
備蓄米しかなく 分けては貰えなかった! 仕方なく 薩摩芋を分けて戴いて 父の元へ送った。 







  
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荒野 鷹虎さん コメント有難うございます
この時代 戦地に夫や息子を送り出した女性や母親の気持ちは家族の中でも 
誰よりも辛く悲しい思いをされていたのでは無いでしょうか・・・? 
何とか生きて帰って来て貰いたいとの思いを込めて食べ物や着る物を慰問袋に詰めて
送っていたのだと思います・・・!

鷹虎さんのお兄様は戦死なさったのですね・・・! お母上がお兄様の戦死を信じられなっかった お気持ちは 痛いほど解かります・・・!
慰問袋と聞き兄貴のもとえ母が手作りのセーターを編んでいたことを思い出しました。手紙も検閲で、肝心なところは消されていました。
岸壁の母と同じく、いつまでも、戦死を信じない母でした。
プロフィール

☆小さな天使☆

Author:☆小さな天使☆
戦争体験を主につずっています。その他思いつくままに・・・!
「お母ちゃん 死んだら あかん!!」と「父還る!!」のイラストは、お絵かきエデターを使ってマウスで描いています。トテモ難しいです。
性別 女性
年齢 ・・・!
好きなもの 平和 お花 芸術鑑賞
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