姉は　釜戸の火が消えない様に　木切れを加えなければならない・・・！汗を拭き拭き
「あついなー！」と言いながらも　釜戸の前から離れられない・・・！

「お姉ちゃん　お米突けた・・・」「突けた？　ほんなら　お米と糠（ぬか）分けてくれる？」
「どうやって？」「篩（ふるい）に掛けたら・・？｝「うー！」私は　廊下に新聞紙を敷いて
篩の中に　瓶の中のお米を移して　篩を左右にゆすって　糠を振り落した。

篩の中のお米を姉に見せながら「これでええの？」「出来た？　そしたら　お鍋に移して洗って！」
「うん！　解かった！」ペコペコに凹んだお鍋にお米を移して　井戸の傍で洗った・・・。
お鍋の淵に手を添えて　お米を流さないようにお水だけを流そうとするのだが　どうしてもお米も
流れてしまう・・・！　そのお米を拾ってやっと　洗い終わった！ 
                                                                                             
　　　　　

ひびの入ったコンロに　釜戸の火を少し貰って　木を足して其の上にペコペコお鍋（蓋もペコペコ
で　ちゃんと合わない・・・！)   を載せた・・・！