母に出した梅干は　庭にある梅ノ木から採れた梅の実を　紫蘇（しそ）と一緒に漬け込んだもので
丁度食べごろだった・・・！　　母は　布団の上に伏せたまま　重湯をすすった・・・！
「お塩　入れ過ぎやね・・・。　梅干が有る場合は　少し控えたほうが良いからね・・・！」「はい」

「それから　明日の分は　今晩洗って一晩そのままつけて置いたら　芯も無くなり　薪木も節約
出来て　もっと美味しい　重湯やお粥が出来ますからね・・・！」　「はい！そういえば　お母ちゃん
毎晩お米とお麦洗ってたもんね・・・！」　

朝食を終えて　母の使った食器類を下げて　姉と一緒に　お医者さんが準備をしてくださった
クレゾールで手を消毒した・・・！　「お母ちゃんが使った食器やお箸も　必ず消毒して頂戴ね・・・！」
「うん　わかった！」　　母と私達の食器類を　別々の洗い桶に入れて　母の物にはクレゾールを少し
入れてお水を入れた・・・！　食器洗いを終えて　今度は　洗濯をしなければ為らない・・・！


大きなタライに　姉と私の洗濯物を入れて　井戸水をくんで　二人で　ゴシゴシ綺麗に洗った・・・！
「お姉ちゃん　指痛いねん・・・！」　私は　朝　瓶に入れたお米を突く時に　棒を一生懸命にぎって
いたので　指に豆が出来ていた・・・！「ほんなら　洗濯は　うちがするから　紀ちゃんは　干す時に
手伝ってくれる・・・？」「うん！」