母の額の手ぬぐいは　直ぐに温かく成り　其の度に何度も冷たい水で絞り直して顔や胸の汗も
拭いてあげた・・・！　その甲斐あって　母は心地良さそうに　スースーと吐く息も安らかに
なって来た・・・！　よかった・・・！　姉も私も　ほっと胸をなでおろした・・・！安心したら
急にお腹が空いて来た・・・！

姉と私は　手を消毒して、朝炊いたお粥を食べた・・・！　今、うちに食べる物は
此れしかない・・・！「お母ちゃん　寝てるけど　起こす・・・？」「寝させて置いてあげた方が
いいのと違う・・！」「重湯は　目　覚ました時で　いいと思うヨ！」「そうやネ！」

昼食後　姉も私にも　睡魔が襲ってきた・・・！其れもその筈・・　朝から２人共　働きどうし
だった・・・！「お姉ちゃん！　ねむたない？」「ねむたい・・・！　紀ちゃん寝て良いよ！
うちは　お茶碗洗ってかたずけたら寝るから・・・！」「うん」

私が　昼寝から目が覚めたのは　４時を回ってからだった・・・！姉も昼寝をした様だが　
３時には　目を覚まし　母に重湯を準備し　その後　オムツの取替えも手伝っていた・・・！