母が元気だった時　よく３人で　裏山に薪刈りに行った・・・！
今は　２人で　行かなければならない・・・。「明日　お昼ごはん食べたら　薪刈りに行かな重湯
もお粥さんも　炊かれへんネ！」「そうやね！でも　お母ちゃん１人で　大丈夫かな・・・？」

「行く前にお母ちゃんの様子見てからにしよか？」「うん　そないしょ！」
翌日昼食後　母の様子も比較的良かったので　「お母ちゃん？今から　２人で薪刈りに行って来る
けど　何か　する事無い・・・？」「ご苦労さん！　気付けて行きなさいよ・・・！紀ちゃんは

変な毒キノコとか　虫や　ヘビに気付けてね！「うん！大丈夫・・・！」「ほんなら行って来ます」
「いってらっしゃい！　麦藁帽子被って行きなさいよ！」「は～～い！」外は　トテモ良いお天気で　
真っ青な空に　真っ白な入道雲がもくもくと顔を出し　灼熱の太陽が　サンサンと降りそそいでいた。

歩きながら　枯れ木を拾っては　持って来た大きな布袋に入れていた・・・！暫く行くと
木々や背の高い草の間から　ガサゴソと音がして　その音がだんだんこちらに近ずいて来る・・・！
「お姉ちゃん　何かいる・・・！」「うん！　何やろ・・・？」