原子爆弾
　１９４５年７月１６日、ニューメキシコ州　アルバカーキから１９２キロ離れたアラモゴルド
　空軍基地で、人類初の原子爆弾の実験が、成功した。直ちに、新型の爆弾が何時でも使用可能
であると、ポツダムにいたトルーマン大統領に伝達された。

　翌日、トルーマン大統領、スターリン、イギリスの首相チャーチルの３人で、ポツダム首脳会議が
　始まった。（途中、チャーチルは、首脳の座を追われ、７月２８日から労働党の党首アトリーが
　イギリス代表として出席。）ポツダムは、ベルリンの近くにある。会議は１６日間続いた。

ポツダム宣言
　ポツダム首脳会議での決定事項、第２次世界大戦（太平洋戦争）に関し、日本が、民主的、平和的な
　国になるため「全日本軍の無条件降伏」を求めた条項・・・。此の中には、此の宣言を受け容れない
　場合は、「速くて完全な破壊がある。」と言う項目もあった。

　１９４５年７月２６日付で、英・米・中（ソ連は、宣言に署名しなかった）３国で発表された
　ポツダム宣言を、鈴木貫太郎内閣は受諾するかどうか苦慮していたが、
　
　８月２日ポツダム宣言を「黙殺」すると返答した。それは、「受諾後の天皇の存続について明確な
　保証がないこと、戦争犯罪人を裁判にかけること、の２点です」とトルーマンに伝えた。

此の返答により、「速くて完全な破壊（原爆投下）」が為されたのである！！