お母ちゃん 死んだら あかん!!
2010,10/08(Fri)
「ただいま~ 」「おかえり~」夕方母が帰って来た。
地下足袋3足入った大きなリュックを玄関にどさっと投げ出して・・・
「あ~ 疲れた~ 留守中何もなかった?」「うん!何も無かった。」
「そ~ 良かった。」「お母ちゃん お茶飲む?」「有難うやけど
チョト横にならしてネ!」
そう言って母は、其の儘畳みの上に ごろんと横になった・・・!
「お母ちゃん しんどいの・・・?」「ちょっとだけ 寝かせてネ!」
姉が、押入れから掛け布団を引っ張り出して、
「紀ちゃん!そっちの端持って!」「うん!」母に掛け布団を掛けた・・・。
「お姉ちゃん? お母ちゃん 大丈夫かな・・・?」「大丈夫・・・。」
母が起きたら、直ぐお粥が炊ける様に、お麦をお釜に入れて洗い、
薩摩芋も洗って切り、お釜の中に入れた・・・。
火を付けて炊きたいのだが、マッチは2人の手の届かない箪笥の上にある。
このマッチは、私達が母の留守中に使って、火事等起こさない様にと
いう配慮と マッチやローソクも配給品で、1本でも無駄に出来ないからだった。
地下足袋3足入った大きなリュックを玄関にどさっと投げ出して・・・
「あ~ 疲れた~ 留守中何もなかった?」「うん!何も無かった。」
「そ~ 良かった。」「お母ちゃん お茶飲む?」「有難うやけど
チョト横にならしてネ!」
そう言って母は、其の儘畳みの上に ごろんと横になった・・・!
「お母ちゃん しんどいの・・・?」「ちょっとだけ 寝かせてネ!」
姉が、押入れから掛け布団を引っ張り出して、
「紀ちゃん!そっちの端持って!」「うん!」母に掛け布団を掛けた・・・。
「お姉ちゃん? お母ちゃん 大丈夫かな・・・?」「大丈夫・・・。」
母が起きたら、直ぐお粥が炊ける様に、お麦をお釜に入れて洗い、
薩摩芋も洗って切り、お釜の中に入れた・・・。
火を付けて炊きたいのだが、マッチは2人の手の届かない箪笥の上にある。
このマッチは、私達が母の留守中に使って、火事等起こさない様にと
いう配慮と マッチやローソクも配給品で、1本でも無駄に出来ないからだった。