お母ちゃん 死んだら あかん!!
2010,11/14(Sun)
そんな7月の蒸し暑い夜、柱時計が、ボ~ンと8時半を打った・・・!
何時もなら此の時間には、石段の上を歩く母の足音が、聞こえて来る筈である。
耳を澄ましても、足音は聞こえて来ない・・・!
「お姉ちゃん? お母ちゃん遅いな! どないしたんやろ・・・?」
「バスが遅れてるのと ちがう? もうチョットしたら帰ってきはる・・・!」
「そうやネ!」縁側のガラス戸も雨戸も締め切って、ローソクの明かりも無く
真っ暗な部屋の中で、姉と2人きり・・・!
時々、ホ~ホ~と鳴く、梟(ふくろう)の声が・・・。
柱時計が、ぼ~んぼ~ん~~~~~!と9回鳴った・・・!
「おね~ちゃ~ん!」
こんな時間まで母が帰って来なかった事は、今迄に一度も無かった!
と、かすかに、石段を登って来る足音が・・・!「ん? お母ちゃん・・?」
違う! 母の足音では無い!「おね~ちゃ~ん! 怖い!!誰か来る・・・!」
てさぐりで、私は、姉にしがみ付いた! 真っ暗闇の中、二人しっかり
抱き合った・・・! 足音が、段々近ずいて来る・・・!入り口の前で、
ピタリと足音が止まった! 姉と抱き合ったまま、息を殺して、入り口の方に
耳をそばだてた・・・!
何時もなら此の時間には、石段の上を歩く母の足音が、聞こえて来る筈である。
耳を澄ましても、足音は聞こえて来ない・・・!
「お姉ちゃん? お母ちゃん遅いな! どないしたんやろ・・・?」
「バスが遅れてるのと ちがう? もうチョットしたら帰ってきはる・・・!」
「そうやネ!」縁側のガラス戸も雨戸も締め切って、ローソクの明かりも無く
真っ暗な部屋の中で、姉と2人きり・・・!
時々、ホ~ホ~と鳴く、梟(ふくろう)の声が・・・。
柱時計が、ぼ~んぼ~ん~~~~~!と9回鳴った・・・!
「おね~ちゃ~ん!」
こんな時間まで母が帰って来なかった事は、今迄に一度も無かった!
と、かすかに、石段を登って来る足音が・・・!「ん? お母ちゃん・・?」
違う! 母の足音では無い!「おね~ちゃ~ん! 怖い!!誰か来る・・・!」
てさぐりで、私は、姉にしがみ付いた! 真っ暗闇の中、二人しっかり
抱き合った・・・! 足音が、段々近ずいて来る・・・!入り口の前で、
ピタリと足音が止まった! 姉と抱き合ったまま、息を殺して、入り口の方に
耳をそばだてた・・・!