お母ちゃん 死んだら あかん!!
2010,12/28(Tue)
行く手に、又、懐中電灯の明かりが・・・。それも、2つ・・・。
又、この界隈の人かも知れない・・・。でも、用心するに越した事はない・・・!
周りを目を凝らして見ると、母屋の前庭の西面に大きな木が有り、
その影に、便所らしき小さな小屋があった!懐中電灯の明かりは、だんだん
こちらに近ずいてくる!咄嗟に、此の便所の戸を開けて、飛び込んだ!!
狭い便所の中で、息を殺して外の様子に聞き耳を立てた!便所の板戸の
隙間から懐中電灯の明かりが射し込んでくる、人の話し声が・・・。「こねーな
空家が、彼らの隠れ場所になりょーることが、多いそーじゃ・・・。」 「そーじゃな!」
2人は、便所には 気ずかない様で、母屋の方へ 行った!
「今だ!!」と母は、便所の戸の反対側にある小窓をそっと
開けて、リュックと風呂敷包みを放り投げ、高さ1メートル程の小窓に
飛び乗った!自分は、どうなっても良い!この食料だけは、絶対に渡せない!
何としても子供達の為に守らねば・・・!小窓からお尻迄出たところで、
思い切って、地面に向って 跳び 降りた・・・!「いった~い!!」
先に投げたリュックと風呂敷包み抱え、モーレツに力の限りに走った!
何処を如何走ったかは覚えていない。気が付いたら、家の石段の中ほどだった!!
読んで頂いて有難うございます。
又、この界隈の人かも知れない・・・。でも、用心するに越した事はない・・・!
周りを目を凝らして見ると、母屋の前庭の西面に大きな木が有り、
その影に、便所らしき小さな小屋があった!懐中電灯の明かりは、だんだん
こちらに近ずいてくる!咄嗟に、此の便所の戸を開けて、飛び込んだ!!
狭い便所の中で、息を殺して外の様子に聞き耳を立てた!便所の板戸の
隙間から懐中電灯の明かりが射し込んでくる、人の話し声が・・・。「こねーな
空家が、彼らの隠れ場所になりょーることが、多いそーじゃ・・・。」 「そーじゃな!」
2人は、便所には 気ずかない様で、母屋の方へ 行った!
「今だ!!」と母は、便所の戸の反対側にある小窓をそっと
開けて、リュックと風呂敷包みを放り投げ、高さ1メートル程の小窓に
飛び乗った!自分は、どうなっても良い!この食料だけは、絶対に渡せない!
何としても子供達の為に守らねば・・・!小窓からお尻迄出たところで、
思い切って、地面に向って 跳び 降りた・・・!「いった~い!!」
先に投げたリュックと風呂敷包み抱え、モーレツに力の限りに走った!
何処を如何走ったかは覚えていない。気が付いたら、家の石段の中ほどだった!!
読んで頂いて有難うございます。