お母ちゃん 死んだら あかん!!
2011,03/06(Sun)
しかし、姉は水は飲まなかった。生水を飲むとお腹を壊して仕舞うからである。
「あのな、学校の先生がゆうてはったけどな、大昔の人は、マッチなんか無かった
からな、石の上に藁や枯れ葉置いてな、その上から先の尖った棒で、一生懸命擦っ
て、火、熾してんて!」「へ~~~大昔って何時?」「ええっ!そんなん知らんわ!
大昔ゆうたら大昔や・・・」「ほんならお姉ちゃん?うちらも 遣ってみいひん?」
「そんなん無理や!」「何で?遣ってみな解からへんやん!しよしよ・・・」
私から先に庭に降りて、適当な石と藁としっかりした棒を拾い、棒の先を小刀で削り
先を鉛筆の様に尖らせた。「お姉ちゃん?出来たよ!これから 如何するの?」
「先生がゆうてはったんは、両方の掌に棒をこうやってはさんで、棒を交互に廻すん
やて・・・」「ふ~~ん お姉ちゃん火、熾してみて?」「・・!遣ってみよか?」
そう言って姉は、両手で一生懸命木の棒を藁の上で廻したが、火は、熾らない。
「お姉ちゃん?うちも遣ってみたい・・」「ほんなら 遣ってみ!」姉に出来ない
のに私に出来る訳も無く、二人共掌を真っ赤にして、痛いので、息を吹きかけたり
して見た。「あっ!お姉ちゃん?大工さんが、木に穴明ける時、キリで掌にツバ
掛けながら遣ってはるやろ? 手にツバ付けたらええのと違う?」「あっ!そう
やね!」二人で変わるがわる掌にツバを付けながらがんばった!「あっ!!お姉
ちゃ~ん 煙出てきた!!」「ほんとやな!けど、今日は、もう 止めとこ!」
「あのな、学校の先生がゆうてはったけどな、大昔の人は、マッチなんか無かった
からな、石の上に藁や枯れ葉置いてな、その上から先の尖った棒で、一生懸命擦っ
て、火、熾してんて!」「へ~~~大昔って何時?」「ええっ!そんなん知らんわ!
大昔ゆうたら大昔や・・・」「ほんならお姉ちゃん?うちらも 遣ってみいひん?」
「そんなん無理や!」「何で?遣ってみな解からへんやん!しよしよ・・・」
私から先に庭に降りて、適当な石と藁としっかりした棒を拾い、棒の先を小刀で削り
先を鉛筆の様に尖らせた。「お姉ちゃん?出来たよ!これから 如何するの?」
「先生がゆうてはったんは、両方の掌に棒をこうやってはさんで、棒を交互に廻すん
やて・・・」「ふ~~ん お姉ちゃん火、熾してみて?」「・・!遣ってみよか?」
そう言って姉は、両手で一生懸命木の棒を藁の上で廻したが、火は、熾らない。
「お姉ちゃん?うちも遣ってみたい・・」「ほんなら 遣ってみ!」姉に出来ない
のに私に出来る訳も無く、二人共掌を真っ赤にして、痛いので、息を吹きかけたり
して見た。「あっ!お姉ちゃん?大工さんが、木に穴明ける時、キリで掌にツバ
掛けながら遣ってはるやろ? 手にツバ付けたらええのと違う?」「あっ!そう
やね!」二人で変わるがわる掌にツバを付けながらがんばった!「あっ!!お姉
ちゃ~ん 煙出てきた!!」「ほんとやな!けど、今日は、もう 止めとこ!」