姉も大人達に揉みくちゃにされながら、転んだり　つまずいたり  火の粉を被ったり　
大変な思いをしながら　大人の人達の後に付いて走った！ やがて　川の淵に辿り着いたので　
川に降りて　リュックにくくり着けてある 毛布を　川の水で濡らし　火の粉を被っても焼けどをしない様に

頭からスッポリ被り　又　見も知らぬ大人の人達に付いて走った！
長ーい線路の中を歩いたり　トンネルの中を歩いたり・・・。
お腹が空いて　時々休んで　リュックの中のおにぎりやカンパン を食べながら・・・。

行けども行けども　田んぼと畑ばかり・・・。わらじは、擦り切れて　足は痛いし
リュックの中の食べ物も殆ど無い　　この辺り迄来れば戦火に見舞われる事は無かったが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 姉も一緒に歩いていた人達も疲れ果てていた！