お寺のご住職さん達が 姉や5,6人の大人の人達を 快く 畳の大広間に迎え入れてくださって、
おにぎりや お味噌汁や 御新香をご馳走してくださった!皆は、地獄で仏とは、此の事とばかりに
おにぎりや御新香をほおばった!
既に 日は沈み時計は、8時をまわっていた。その日は、お寺に泊めて戴く事に成った。
(姉は、死体に囲まれた家で眠るのは怖かったが 住職の奥さんが一緒に寝て下さったので
何とか眠れた様である。) 翌朝も 朝食をご馳走に成り 皆で帰り支度をしていると、何人もの人達が
お寺を訪れた! ななんと!その中に姉の知っている近所のおじさんの顔があった!
「おじちゃーん! 家に帰りたい! 家に連れて帰って!お願い!」と姉は、そのおじさんにしがみ付いて
必死に叫んだ!「ああー 黎ちゃん どげんして又 こねな所へ・・・。1人で・・・。」
姉は、今までのいきさつを話した!
「ふーん 大変じゃったなー、 けどなー おじさんも けーりてーけどよー
あの1番大きいT橋が 爆弾に遣られたんじゃそうな!]