おじさんは、2、3日前に このお寺の近くの親戚の家に用があって来ていたが、
岡山市内が全滅と聞いて 家族や家の事が心配で帰りたいと思っていたが
T橋も遣られ 生きている人も殆どいないと聞いて 帰る事も半ば 諦めていた所だった!
お寺へは、親戚の奥さんに、お米を俵で 今 お寺が 大変なので 届けて欲しいと頼まれて
自転車の後ろに 乗せて届けに来た処だった!
「おじちゃん お願いします! 安富の伯母ちゃんや妹が心配してる と思うから
うちを連れて帰って・・・!」あねは、必死にもう1度頼んだ! おじさんは、「よし!解かった!じゃ
一緒に帰るか!」 姉は、お寺の人達に何度も何度もお礼を言って
おじさんの自転車の後ろに乗せて戴いて、途中 おじさんの 親戚の家にも寄り 内山下に帰る旨を告げ
途中 渡れない橋や 瓦礫の山で 道無き道を 自転車を押したり 引いたりしながら やっとの思いで 辿り着いたのである。!
お母ちゃん死ぬんやったら うちも死ぬ!!
2009,09/10(Thu)