お母ちゃん 死んだら あかん!!
2011,09/21(Wed)
母は、私の額に自分の額を重ね「大分熱有るみたいね!もう一度熱、計ってみよね!」
そういって母は体温計を取り出し、私の脇の下に挟んだ。「しっかり挟んでなさいよ!」
「はい」「何か食べたい物ある?」「・・・おかいさん(お粥)が食べたい・・・白い
お米の・・・梅干の入った・・・。」「はいはい 作って挙げますからね、
その代わり手や足を熱いからと言ってお布団から出さない様にね!」「うん・・・
コンコン ぜ~ぜ~」かなり熱が高そうなのと、喉がぜ~ぜ~いっているのは、
肺に迄悪い菌が入っているのではないか・・・。
以前私は、肋膜炎になった事がある。母は、それが心配だった、この当時病院は、
重症患者 の入院患者を診るのが精一杯で、風邪ぐらいでは往診には来てもらえなかった。
仕方無く母は、 無い知恵を絞りだし、東洋医学に有る
”体内に 入った菌は43度以上の温度で死滅する”
と言う言葉を思い出した。そうだ!温湿布をすれば苦しそうな息使いだけでも
楽になるかも知れない・・・。
母は、押入れの中に仕舞ってある 戦前に買った取って置きの真っ白なタオルを2枚
取り出し 温湿布の準備をしながら 「体温計、もう良いかな?」私は、脇の下に挟んだ体温計
を母に渡した。 母は、体温計を 見ながら眉を曇らせた。「39度近くあるね・・・!寒くない?」
「頭は熱いけど、 足が冷たいし、背中がゾクゾクするねん・・・。」「じゃ、湯たんぽ入れて
あげますからね」
温湿布の前に母は、火鉢の中のヤカンの沸騰したお湯の半分を湯たんぽに使い、
後の半分を 温湿布に使って手を真っ赤にしながら、指先に息をふ~ふ~吹きかけながら
真っ白な1枚の タオルをしぼって、私のぜ~ぜ~いっている胸に巻きつけてくれた。
そういって母は体温計を取り出し、私の脇の下に挟んだ。「しっかり挟んでなさいよ!」
「はい」「何か食べたい物ある?」「・・・おかいさん(お粥)が食べたい・・・白い
お米の・・・梅干の入った・・・。」「はいはい 作って挙げますからね、
その代わり手や足を熱いからと言ってお布団から出さない様にね!」「うん・・・
コンコン ぜ~ぜ~」かなり熱が高そうなのと、喉がぜ~ぜ~いっているのは、
肺に迄悪い菌が入っているのではないか・・・。
以前私は、肋膜炎になった事がある。母は、それが心配だった、この当時病院は、
重症患者 の入院患者を診るのが精一杯で、風邪ぐらいでは往診には来てもらえなかった。
仕方無く母は、 無い知恵を絞りだし、東洋医学に有る
”体内に 入った菌は43度以上の温度で死滅する”
と言う言葉を思い出した。そうだ!温湿布をすれば苦しそうな息使いだけでも
楽になるかも知れない・・・。
母は、押入れの中に仕舞ってある 戦前に買った取って置きの真っ白なタオルを2枚
取り出し 温湿布の準備をしながら 「体温計、もう良いかな?」私は、脇の下に挟んだ体温計
を母に渡した。 母は、体温計を 見ながら眉を曇らせた。「39度近くあるね・・・!寒くない?」
「頭は熱いけど、 足が冷たいし、背中がゾクゾクするねん・・・。」「じゃ、湯たんぽ入れて
あげますからね」
温湿布の前に母は、火鉢の中のヤカンの沸騰したお湯の半分を湯たんぽに使い、
後の半分を 温湿布に使って手を真っ赤にしながら、指先に息をふ~ふ~吹きかけながら
真っ白な1枚の タオルをしぼって、私のぜ~ぜ~いっている胸に巻きつけてくれた。