お母ちゃん 死んだら あかん!!
2011,10/06(Thu)
この日、母は職場の女学校を欠勤したかったが、そうはいかなかった。
母の代わりをする人が居ないからで,休む訳にはいかなかった・・・。
私には、「紀ちゃん!熱は下がったけど、もう一日休みなさいね!今日1日様子をみて、
夕方 熱が上がらなかったら明日から学校へ行っても良いですからね・・・!
しっかり治らないと、他の子達にうつるといけませんからね!」「はい」
「お昼には、おかいさんの入ったお鍋を火鉢に掛けて暖めて食べなさいね!
お布団から 出る時は、寒く無い様に背中に ”真綿”(絹のわた、そのままの物)
付けてその上に ”どてら”(綿入れの半纏) を
↑真綿 ↑どてら
着てからにしなさいよ!」母は、こまごまと私に注意をして出掛けて行った。
私は、お昼頃まで布団の中でうとうとと眠っていたが、お腹が空いて目が覚めた!
母の用意して くれていた真綿を背中に付け其の上にどてらを着て布団の上に立ち上がった!
高熱で汗を沢山かいたせいか足元が少しよろけた・・・。でも1人でお昼の準備を
しなければいけない・・・。頭も少し痛い! 元気出さないとあかん・・・!
やっとの思いで、昼食のお粥を温めてそのお粥をすすった・・・!美味しい筈のお粥が
・・・何故か虚しい・・・。だんだん寂しさが込み上げてきて涙がお粥の中に落ちた・・・。
よそのお家は、お父さんが 働きに行って、お母さんは家に居てはるのに・・・。
何でうちとこのお母ちゃんは、傍にいてくれへんのやろう~~~。
お母ちゃんが悪いのんと違う! 戦争が悪いんや~~~!!!
母の代わりをする人が居ないからで,休む訳にはいかなかった・・・。
私には、「紀ちゃん!熱は下がったけど、もう一日休みなさいね!今日1日様子をみて、
夕方 熱が上がらなかったら明日から学校へ行っても良いですからね・・・!
しっかり治らないと、他の子達にうつるといけませんからね!」「はい」
「お昼には、おかいさんの入ったお鍋を火鉢に掛けて暖めて食べなさいね!
お布団から 出る時は、寒く無い様に背中に ”真綿”(絹のわた、そのままの物)
付けてその上に ”どてら”(綿入れの半纏) を

↑真綿 ↑どてら
着てからにしなさいよ!」母は、こまごまと私に注意をして出掛けて行った。
私は、お昼頃まで布団の中でうとうとと眠っていたが、お腹が空いて目が覚めた!
母の用意して くれていた真綿を背中に付け其の上にどてらを着て布団の上に立ち上がった!
高熱で汗を沢山かいたせいか足元が少しよろけた・・・。でも1人でお昼の準備を
しなければいけない・・・。頭も少し痛い! 元気出さないとあかん・・・!
やっとの思いで、昼食のお粥を温めてそのお粥をすすった・・・!美味しい筈のお粥が
・・・何故か虚しい・・・。だんだん寂しさが込み上げてきて涙がお粥の中に落ちた・・・。
よそのお家は、お父さんが 働きに行って、お母さんは家に居てはるのに・・・。
何でうちとこのお母ちゃんは、傍にいてくれへんのやろう~~~。
お母ちゃんが悪いのんと違う! 戦争が悪いんや~~~!!!