夕食の前に お風呂を勧めて戴いたが 私達は あまりにも 汚れていたので 皆さんの入られた
一番最後に入れて戴くことにして 私達の為に準備して頂いた 四畳半の布団部屋へ引き下がった!
四畳半の半分は布団が 山積みになっており
残り半分の畳の上に3人で 足を投げ出して腰を下ろした。 「良かったネ・・・! これで 明日からは、
空襲に合わなくて済むし・・・。」 3人共 へとへとに疲れていたが、トテモ有難いと思った!
やがて、夕食の準備が出来 私達も 台所の板の間で 皆さんとその日は 一緒に食事をさせた戴いた。
お釜で炊いたご飯がとても美味しかった! 私は、お替りをしたかったが、母の顔色を伺った。
母は、そっと目配せをして 未だ少し残っている自分のご飯を 私のお茶碗に 移してくれた。
(母は、よく私や姉がご飯を残すと 厳しく叱った! 「一粒でも残すと しょうちしませんからね!
お百姓サン達が この 一粒の為にどれ程大変な思いをして作ってくだっさっているか・・・!ちゃんと
綺麗に 食べなさい!」と)
お母ちゃん死ぬんやったら うちも死ぬ!!
2009,09/26(Sat)