お母ちゃん 死んだら あかん!!
2012,03/10(Sat)
姉と私は、この辺りは良く薪ひろいや筍堀に来ていて周りの景色は良く知っていた。
「何で此処まで来て、行李の中から着物取り出したんやろ・・・?」「大きな皮の
トランクは其の儘持って行ったんやろか・・・?」「取り合えず、この事を警察に
知らせんとあかんから・・・、此処はこのままにして置いて、いったん家に帰って
お母ちゃんは、雑貨屋さんに行って電話するから、あんた達は、留守番しててくれる?」
「はい!」
母は、雑貨屋さんで警察に電話を掛けた後、ついでに錠前を買って帰って来た。
道具箱からキリとドライバーを取り出し、戸口に錠前を取り付け始めた・・・。
生まれてこのかた錠前を取り付けた事などは一度も無かった。ただ、娘時代に
家に出入りしていた大工さんが、錠前を時々付けたり外したりしているのを見たことがある。
その時の事を思い出したり、説明書を見ながら何とか取り付ける事が出来た。
そうこうしている内に 警察からお巡りさんがやって来て、姉が例の柳行李の捨てられてあった
場所へ案内して行った。 母は、戦前の古い便箋を取り出して何やら書き始めた。
「何で此処まで来て、行李の中から着物取り出したんやろ・・・?」「大きな皮の
トランクは其の儘持って行ったんやろか・・・?」「取り合えず、この事を警察に
知らせんとあかんから・・・、此処はこのままにして置いて、いったん家に帰って
お母ちゃんは、雑貨屋さんに行って電話するから、あんた達は、留守番しててくれる?」
「はい!」
母は、雑貨屋さんで警察に電話を掛けた後、ついでに錠前を買って帰って来た。
道具箱からキリとドライバーを取り出し、戸口に錠前を取り付け始めた・・・。
生まれてこのかた錠前を取り付けた事などは一度も無かった。ただ、娘時代に
家に出入りしていた大工さんが、錠前を時々付けたり外したりしているのを見たことがある。
その時の事を思い出したり、説明書を見ながら何とか取り付ける事が出来た。

そうこうしている内に 警察からお巡りさんがやって来て、姉が例の柳行李の捨てられてあった
場所へ案内して行った。 母は、戦前の古い便箋を取り出して何やら書き始めた。