お母ちゃん 死んだら あかん!!
2012,06/12(Tue)
母はその翌日から職探しに余念がなかった。一日も早く働く場所を見つけなければ・・・。
中川さんに家賃と食事代も払わなければならないし、子供達の学費や教科書やノートそれに
着る物や履き物も買ってあげないとワラジでは、これから冬に向かって寒くて可哀想・・・。
新聞の求人覧をくまなく見たり、近所の商店街でも求人の張り紙を見つけて
は色々と仕事の内容や条件を尋ねてみたり・・・。
始めは、とりあえず何処でも良いから毎月決まってちゃんとお給料が貰える所 と
思っていたが、もし、主人が戦死していたら、子供達が成人するまで働かねばならない、
だとしたら しっかりした長期的に採用して貰える所を探さないといけない・・・。
母は、履歴書を書いた・・・。毛筆である。母のお得意である。私は、母の書くのを
傍に座ってじっと見ていた・・・。うまい!!「お母ちゃん!上手やね!」「そうお・・・?」
「きれ~~~!」私は、字が下手だった。姉も字は綺麗だったが、母程ではない。
母の様に上手に字が書けたら良いな~~~と思いながら・・・。
中川さんに家賃と食事代も払わなければならないし、子供達の学費や教科書やノートそれに
着る物や履き物も買ってあげないとワラジでは、これから冬に向かって寒くて可哀想・・・。
新聞の求人覧をくまなく見たり、近所の商店街でも求人の張り紙を見つけて
は色々と仕事の内容や条件を尋ねてみたり・・・。
始めは、とりあえず何処でも良いから毎月決まってちゃんとお給料が貰える所 と
思っていたが、もし、主人が戦死していたら、子供達が成人するまで働かねばならない、
だとしたら しっかりした長期的に採用して貰える所を探さないといけない・・・。
母は、履歴書を書いた・・・。毛筆である。母のお得意である。私は、母の書くのを
傍に座ってじっと見ていた・・・。うまい!!「お母ちゃん!上手やね!」「そうお・・・?」
「きれ~~~!」私は、字が下手だった。姉も字は綺麗だったが、母程ではない。
母の様に上手に字が書けたら良いな~~~と思いながら・・・。