その夜 母に 「ニワトリさん 臭くて 汚いお部屋で 可愛そうやさかい お姉ちゃんと
一緒に 鶏小屋のお掃除させて もらっても いい?」 「いいけど 大丈夫?
長続きするの・・・?」 母は、私達が 途中で投げ出す事を心配していた!
「ううーん 臭いから 本当は チョット嫌やけど・・・」「嫌やけど・・・?」
「汚くて 臭いお部屋やったら にわとりさん 気持ち悪くて いい卵 産めないでしょ・・・?」 「鼻 つまんで お掃除しよか?」と 姉・・・
「わ か っ た・・ ほんなら お母ちゃんが ガーゼでマスク作ってあげるから
それ付けて させて戴いたら?」 「ほんとに・・・ うわー お母ちゃん
有難う・・・!マスク掛けたら 臭くないし汚い空気も 吸わなくてすむから
一石二長やね・・・!」と姉・・・。
母は、眠い目をこすりながら 私達が寝静まってから 何時も常備している 救急箱を取り出し その中のガーゼを使って
手縫いのマスクを作ってくれた! マスクの両サイドには ゴム紐をとうして 出来上がり!
翌朝 布団部屋の小机の上に マスクが 置いてあった!
「うわー もう出来てるは お母ちゃん 作るの早いね!」
姉と 私は、朝食の後 おじさんとおばさんに ことわって 鶏小屋のお掃除
をさせて戴く事になった! この 鶏小屋のお掃除が 私達の日課になった!
お母ちゃん死ぬんやったら うちも死ぬ
2009,10/05(Mon)