お母ちゃん 死んだら あかん!!
2013,02/24(Sun)
次の週の日曜日、中川のおじさんが庭の中でも比較的日当たりの良い場所を耕してくれた。
おじさんは、腕利きの大工さんで、時々仕事以外でもご近所の雨漏りも屋根の上に登って
直してあげていたお人好しで、何時もにこにこ笑っている様な人だった。
「のりちゃんな、ここに溝作っとくからな、ここにほうれん草の種撒いたらええからな!」
「うん!おじちゃん!ありがとう!」
ほうれん草の種蒔き畝は二畝つくられた。主におばさんと私で畝の溝に種をまいた。
母と姉とS子ちゃんは、寒いので、窓を閉めた縁側の内側から私達の種蒔きを見ていた。
中学生のH君は、以前から友達と約束があると、朝早くから出かけて行った。
縁側で見ていた姉が「肥やしまかな ちゃんと育てへんのとちゃう・・・?」「そうやな~~」
とおばさん、「今度、汲み取り(当時便所は、定期的に肥え田子桶に汲み出されその桶はまとめて
荷馬車や軽トラック等に乗せられて集結所に運ばれていた。)のおじちゃん何時来るのかな~~~?」
「たしか、お正月迄には来てくれると思うけど・・・?」「ほんなら、その時にチョットだけ撒いて
もろたら・・・?」「けどな~臭いさかい近所迷惑とちゃう・・・?」「そうやな~お正月も近いしな~」
「ほんなら、来年きてくれた時に頼んだら・・・?」「でも、やっぱり臭いのは、嫌やな~~」
おじさんは、腕利きの大工さんで、時々仕事以外でもご近所の雨漏りも屋根の上に登って
直してあげていたお人好しで、何時もにこにこ笑っている様な人だった。
「のりちゃんな、ここに溝作っとくからな、ここにほうれん草の種撒いたらええからな!」
「うん!おじちゃん!ありがとう!」
ほうれん草の種蒔き畝は二畝つくられた。主におばさんと私で畝の溝に種をまいた。
母と姉とS子ちゃんは、寒いので、窓を閉めた縁側の内側から私達の種蒔きを見ていた。
中学生のH君は、以前から友達と約束があると、朝早くから出かけて行った。
縁側で見ていた姉が「肥やしまかな ちゃんと育てへんのとちゃう・・・?」「そうやな~~」
とおばさん、「今度、汲み取り(当時便所は、定期的に肥え田子桶に汲み出されその桶はまとめて
荷馬車や軽トラック等に乗せられて集結所に運ばれていた。)のおじちゃん何時来るのかな~~~?」
「たしか、お正月迄には来てくれると思うけど・・・?」「ほんなら、その時にチョットだけ撒いて
もろたら・・・?」「けどな~臭いさかい近所迷惑とちゃう・・・?」「そうやな~お正月も近いしな~」
「ほんなら、来年きてくれた時に頼んだら・・・?」「でも、やっぱり臭いのは、嫌やな~~」