お母ちゃん 死んだら あかん!!
2013,03/10(Sun)
翌朝から私は、朝、少し早く起きてほうれん草の種を植えた畝に水を撒くのが楽しみになった。
四日目に小さな芽が出て、その次の朝双葉になった。私は嬉しくて皆に
「芽が二つになってる~~!」とふれ回った。おばちゃんが、縁側から「ほんとやな~、
のりちゃんが毎朝お水あげてくれたさかいな!」「うん!」
ほうれん草は毎日少しずつ背丈が伸び、小さいけれど葉っぱらしくなって来た。
12月の半ば葉っぱに虫が付き始め、小さな穴ぼこが出来てきた・・・。
「おばちゃん どないしょ? 虫が食べてる!」「虫も美味しいもんはよう知ってるさかいな!」
「このままほっといてもええのん?」「どないもしゃあないな(如何しようも無いな)!」
(当時殺虫剤等は市販されていなかった。)「八百屋さんで買うても菜っ葉類はみんな
虫付いてるやろ!」「うん!そやな しゃ~ないな」
年の瀬もおしつまったある朝、もう少しお布団の中に居たいな!と思う程寒かったが、
ほうれん草にお水をあげなあかん!と思ってお布団の中からもそ~と起きて、
台所に置いてあるボコボコにへこんだバケツにお水を汲もうと水道の蛇口をひねったが
お水が出ない!
うん?断水?と思っていたら、おばちゃんが奥の部屋から「あっ!のりちゃん
おはよう!お水出えへんやろ!多分寒くて水道の水が凍ってるんやと思うからな、今、
お湯沸かしてるから沸いたら水道管にかけてみるから、チョット待っててな!」
「は~~~い!」私はほうれん草を見に縁側に行った。ええっ!! 何これ!
「おばちゃん!ほうれん草が霜に遣られてペシャンコになってる~~~!
」
四日目に小さな芽が出て、その次の朝双葉になった。私は嬉しくて皆に
「芽が二つになってる~~!」とふれ回った。おばちゃんが、縁側から「ほんとやな~、
のりちゃんが毎朝お水あげてくれたさかいな!」「うん!」
ほうれん草は毎日少しずつ背丈が伸び、小さいけれど葉っぱらしくなって来た。
12月の半ば葉っぱに虫が付き始め、小さな穴ぼこが出来てきた・・・。
「おばちゃん どないしょ? 虫が食べてる!」「虫も美味しいもんはよう知ってるさかいな!」
「このままほっといてもええのん?」「どないもしゃあないな(如何しようも無いな)!」
(当時殺虫剤等は市販されていなかった。)「八百屋さんで買うても菜っ葉類はみんな
虫付いてるやろ!」「うん!そやな しゃ~ないな」
年の瀬もおしつまったある朝、もう少しお布団の中に居たいな!と思う程寒かったが、
ほうれん草にお水をあげなあかん!と思ってお布団の中からもそ~と起きて、
台所に置いてあるボコボコにへこんだバケツにお水を汲もうと水道の蛇口をひねったが
お水が出ない!
うん?断水?と思っていたら、おばちゃんが奥の部屋から「あっ!のりちゃん
おはよう!お水出えへんやろ!多分寒くて水道の水が凍ってるんやと思うからな、今、
お湯沸かしてるから沸いたら水道管にかけてみるから、チョット待っててな!」
「は~~~い!」私はほうれん草を見に縁側に行った。ええっ!! 何これ!
「おばちゃん!ほうれん草が霜に遣られてペシャンコになってる~~~!
