お母ちゃん 死んだら あかん!!
2013,09/27(Fri)
母の勤める靴メーカーでは、そこで働く従業員の家族用の靴は市販より少し安く
買うことが出来た。所謂社員購入である・・・。
そこで、母は、私達や中川さん家族にも未だ買えなかったズック靴をK子ちゃんと
お父さんに映画に連れて行って戴いたお礼に買って、履いてもらおうと思ったのである。
この時、母にとって出来る精一杯のお礼だった。当時は、殆どの人が下駄履きだった。
勤め人も学生も靴を履いている人は、未だ少なかった・・・。
次の日曜日、母は、私を連れてK子ちゃん家をたずねた。
お父さんに会って靴を渡しながら「先日はどうも、うちの娘が、映画に連れて行って戴き、
その上ご馳走になり、アイスキャンディーまで買って戴き本当に有難う御座いました。
娘がトテモ喜んで帰って来てもう大変だったんです・・・。」
「そ~ですか、いやね、家の娘がね、紀ちゃんがすっごく歌うまくて、美空ひばりの歌
聞かせたい言うから・・、いや~、本当はK子自身が見たかったんでしょうけどね!」
「へえ~~靴ですか!? でも大きさがよう解りましたな~~~!」「K子ちゃんに
聞いたんです。」「いや~~恐縮です。有難うございます。」
買うことが出来た。所謂社員購入である・・・。
そこで、母は、私達や中川さん家族にも未だ買えなかったズック靴をK子ちゃんと
お父さんに映画に連れて行って戴いたお礼に買って、履いてもらおうと思ったのである。
この時、母にとって出来る精一杯のお礼だった。当時は、殆どの人が下駄履きだった。
勤め人も学生も靴を履いている人は、未だ少なかった・・・。
次の日曜日、母は、私を連れてK子ちゃん家をたずねた。
お父さんに会って靴を渡しながら「先日はどうも、うちの娘が、映画に連れて行って戴き、
その上ご馳走になり、アイスキャンディーまで買って戴き本当に有難う御座いました。
娘がトテモ喜んで帰って来てもう大変だったんです・・・。」
「そ~ですか、いやね、家の娘がね、紀ちゃんがすっごく歌うまくて、美空ひばりの歌
聞かせたい言うから・・、いや~、本当はK子自身が見たかったんでしょうけどね!」
「へえ~~靴ですか!? でも大きさがよう解りましたな~~~!」「K子ちゃんに
聞いたんです。」「いや~~恐縮です。有難うございます。」