午後からの一番暑い時間は、家の中で童話や絵本を読むことが多かったが
夕方近くになると、近所の子供達と遊ぶ事が多かった・・・。
３歳位の小さな子供から時には中学生のお姉さんも、一諸になって「はないちもんめ」
や「かくれんぼ」「缶蹴り」等をして、何処かのお母さんが「ごはんよ～～～！」と
声を掛けてくれるまで遊んだ・・・。

岡山の疎開先から引越して来て初めての夏休みだったが、学校での友達よりも
近所の友達の方が多く、遊んでいても楽しかった・・・。

夏休みも終盤になり、皆も私も宿題に追われた！一番困ったのが、日記である。
特別楽しかった事や辛かった事のあった日の事やロバの図書館が来る様になって
読んだ本の事は、よく覚えているが、それ以外の日は思い出せない！

困って母に聞いてみた「おかあちゃん？うち、夏休みの初め頃何してたかな～～～？」
「そんな事お母ちゃんに聞いても解る訳無いでしょ！　だいたい　日記はチャント毎日
書くもんです！」「そうやな～～　でも、困ったな～～、どないしょ！」「其の侭書かんと
空けとくしかないでしょ！」母は私達姉妹に勉強しなさい！とは云わない人だった・・・。