家に帰って涙をぬぐってから中川のおばさんに気付かれない様に普通に
「ただいま～～！」と元気良く声をかけた。「おかえり～～～！」何時もの
おばさんの声。ほっとして私は便所にいった。お尻がどうなっているか見たかった。

パンツの上から触れてみた。ポッコリとタンコブが出来ていた！後ろを向いて
見ようとしたが見えない。しゃがむのも痛かった！！が、我慢して用を足した。

お薬　付けとかな・・・。３畳の間の私達の部屋に置いてある薬箱をあけて
何時も入っているヨーチン、赤チン、クロロホルムの内ヨーチンと脱脂綿を
取り出し、脱脂綿にヨーチンをしっかり染み込ませた・・・。
（私が４，５才の頃怪我をすると、母は先ずオキシフルで消毒をし、傷が酷い時は、
ヨーチンを塗りながら、少しでも痛みが和らぎます様にとフ～フ～と涼しい息を
吹きかけてくれた・・・。が、今回はそれが無い！

おばさんは、夕飯の支度をしていた・・・。その脱脂綿を持ってもう一度便所に
行ってタンコブの周りに塗りつけた！ヨーチンは容赦なくタンコブに浸みこんで
ヒリヒリと痛～～～い！声が出そうになるのをやっと我慢した・・・。