２日の朝、皆で電車に乗って比較的近い神社へ初詣にやって来た。
かなり多くの人達が参拝に来ていて、お賽銭入れに小銭を投げ入れては
両手を合わせてお祈りをしていた・・。私は、初詣は生まれて初めての経験だった。

母が、姉と私に１銭玉を１枚ずつ渡しながら「お父ちゃんが生きて一日も早く
帰りますます様に・・・。と　お祈りをするのですよ！」と教えてくれた。「はい！」
姉と二人でお賽銭をお賽銭箱に投げ入れて、ぶら下がっている鈴をならして
お祈りを済ませた。

中川のおばさんは、母の直した晴れ着を着て袖が汚れない様に気にしながら
お賽銭を投げ入れてお祈りをしていた。「初詣に来たのは何年振りやろな～～？」
と中川のおじさん・・・。おばさんが「戦争が始まったのが、９年前で、その年は
まだ初詣行ってたから、８年ぶりかな～～～？」「もう、そんななるかな～～～？」