宇野先生は毎日濃紺の身体にピッタリフィットして威厳のある肩の張った
スーツを着ていて、何故か男子生徒にはトテモ厳しかった！
例えば放課後男子５人、女子５人位で教室の掃除をするのだが、
男子達は皆箒や雑巾を持ったまま、時にチャンバラをしたり、
ふざけて遊んでいる事が多かった。

そんな時、決まって先生が職員室から様子を見に教室に現れ、教室内の
掃除をする為に後ろ側に寄せられた机と椅子の上にタイトスカートの裾を
膝の上迄たくし上げ机の上に飛び乗って身軽にポンポンポンと遊んでいる
男子達の傍迄飛んで来て、床に跳び降りるやいなや二人の男子の首っ玉
を 後ろからひっつかまえて、額と額の頭突きをかました！！

皆、その様子を唖然として見ていたが、女の子達の胸の内は、
何故か,それ見た事かと胸の透く思いがしたものだった！！
この事があってから男子生徒には、宇野先生は厳しいと云うより、
怖い先生と云うイメージが植え付けられた・・・。