父 還る!!
2015,12/30(Wed)
やがてお鍋の中でグツグツと沸騰してきた音がし、中の熱した湯分が吹きこぼれ始めた。
母が少しお鍋の蓋をずらし、吹きこぼれない様にした・・・。湯気が部屋の中に立ち昇り
部屋の中が少しずつ暖かくなっていく・・・。そして、薩摩芋の臭いもかすかに・・・。
姉も私も正座して、芋粥の煮えるのを待っていたが、お腹の虫が黙っていない!
「ぐ~~~、ぐ~~」「ぐ~~、ぐ~~~」と協奏曲を奏ではじめた・・・!
「なんですか!お行儀悪い!!」母の鶴の一声である。「は~~い、ごめんあさ~~い。」
「でも、お腹すいて、手震えて来た・・・。」「もう少しですからね!」「は~い」
芋粥が煮上がり母はお塩を一つまみ鍋の中に入れお玉で薩摩芋が崩れない様に
そろ~とかき回し、もう一度お鍋の蓋をして七輪から降ろしベニヤ板の上に乗せて
直ぐに目刺を焼く網を乗せ手際よく目刺をその上に並べた。「さ!おまちどうさま!
温かいうちに食べましょ!」「は~い!」父も一緒に皆で「いただきま~~す。」
「旨い!」一口食べた父が本当に美味しそうに声を出した。
母が少しお鍋の蓋をずらし、吹きこぼれない様にした・・・。湯気が部屋の中に立ち昇り
部屋の中が少しずつ暖かくなっていく・・・。そして、薩摩芋の臭いもかすかに・・・。
姉も私も正座して、芋粥の煮えるのを待っていたが、お腹の虫が黙っていない!
「ぐ~~~、ぐ~~」「ぐ~~、ぐ~~~」と協奏曲を奏ではじめた・・・!
「なんですか!お行儀悪い!!」母の鶴の一声である。「は~~い、ごめんあさ~~い。」
「でも、お腹すいて、手震えて来た・・・。」「もう少しですからね!」「は~い」
芋粥が煮上がり母はお塩を一つまみ鍋の中に入れお玉で薩摩芋が崩れない様に
そろ~とかき回し、もう一度お鍋の蓋をして七輪から降ろしベニヤ板の上に乗せて
直ぐに目刺を焼く網を乗せ手際よく目刺をその上に並べた。「さ!おまちどうさま!
温かいうちに食べましょ!」「は~い!」父も一緒に皆で「いただきま~~す。」
「旨い!」一口食べた父が本当に美味しそうに声を出した。