父 還る!!
2016,02/05(Fri)
「んま~~!! あなた! そんな格好で! 風邪引きますよ~~!」
「うん・・?あ・・・。大丈夫・・・。」「お父ちゃん!蓑虫みたいやん!!」
「黎ちゃん! お父ちゃんにお布団ひいてあげなさい。」「は~い!」
そう云って母は疲れているにもかかわらず廊下に出て七輪に火を熾し始めた。
「お母ちゃん!何か手伝おか・・?」「手伝ってくれる?」「はい」「ほんなら
玉ねぎの皮むいて、春菊、洗ってくれる?」「はい」 私は玉ねぎと春菊を
持って廊下に出て流台の前に行った・・・。寒い!玉ねぎの皮をむいて水洗いし
春菊も根元の土を綺麗に指で落としながら、水洗いした・・・。冷た~~い!
そこへ布団を敷き終えた姉がまな板と包丁を持ってやって来た。「お父ちゃん
ちゃんとお布団で寝てはる?」「うん、何とかな!シベリアで何時もあんな寝方
してたんとちゃうかな~~?1度身に付いた習慣は中々直れへん
云うからな・・・。」「うん、でもあんな格好で寝てたら風邪引くやんな~~!」
姉も私も父がシベリアでどんなに過酷な生活をしていたか、知るよしもなかった・・。
「うん・・?あ・・・。大丈夫・・・。」「お父ちゃん!蓑虫みたいやん!!」
「黎ちゃん! お父ちゃんにお布団ひいてあげなさい。」「は~い!」
そう云って母は疲れているにもかかわらず廊下に出て七輪に火を熾し始めた。
「お母ちゃん!何か手伝おか・・?」「手伝ってくれる?」「はい」「ほんなら
玉ねぎの皮むいて、春菊、洗ってくれる?」「はい」 私は玉ねぎと春菊を
持って廊下に出て流台の前に行った・・・。寒い!玉ねぎの皮をむいて水洗いし
春菊も根元の土を綺麗に指で落としながら、水洗いした・・・。冷た~~い!
そこへ布団を敷き終えた姉がまな板と包丁を持ってやって来た。「お父ちゃん
ちゃんとお布団で寝てはる?」「うん、何とかな!シベリアで何時もあんな寝方
してたんとちゃうかな~~?1度身に付いた習慣は中々直れへん
云うからな・・・。」「うん、でもあんな格好で寝てたら風邪引くやんな~~!」
姉も私も父がシベリアでどんなに過酷な生活をしていたか、知るよしもなかった・・。